高額検査登場でさらに深刻「高額療養費制度」改革
国内初の血液がんパネル検査は「56万円」
2025年4月15日号
医療技術の進歩に伴う「高額化」の波が検査分野にも及んでいる。国内初となる造血器腫瘍遺伝子パネル検査「ヘムサイト」が3月1日に保険適用された。検査とそれにかかる費用を含めると計56万円。高額だが、血液がん患者にとって正確な診断や適切な治療法の選択につながり、治療効果の向上が期待されている。
一方、こうした高額な医療技術の登場は医療保険財政を圧迫するやり玉にあげられがちだ。2月21日に石破茂首相は衆院予算委員会での高額療養費制度をめぐる議論で「キムリアは1回3000万円、オプジーボが年間に1000万円」と紹介。同制度で自己負担の上限額を引き上げる理由として、これらの高額な薬剤に責任を押し付けるかのような答弁をした。
高額療養費制度の見直しは秋までに方針を決めることになり、今後も医療保険財政をどうするかの議論は続く。手を付けるなら...
医療技術の進歩に伴う「高額化」の波が検査分野にも及んでいる。国内初となる造血器腫瘍遺伝子パネル検査「ヘムサイト」が3月1日に保険適用された。検査とそれにかかる費用を含めると計56万円。高額だが、血液がん患者にとって正確な診断や適切な治療法の選択につながり、治療効果の向上が期待されている。
一方、こうした高額な医療技術の登場は医療保険財政を圧迫するやり玉にあげられがちだ。2月21日に石破茂首相は衆院予算委員会での高額療養費制度をめぐる議論で「キムリアは1回3000万円、オプジーボが年間に1000万円」と紹介。同制度で自己負担の上限額を引き上げる理由として、これらの高額な薬剤に責任を押し付けるかのような答弁をした。
高額療養費制度の見直しは秋までに方針を決めることになり、今後も医療保険財政をどうするかの議論は続く。手を付けるなら、OT
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